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杉並の隠れ家
建設地 東京都杉並区
竣工年月 2023.8
用途 戸建住宅
延床面積 82.50㎡
構造 木造
規模 地上2階
「都心の自宅とは別に、友人や子どもたちが集う“隠れ家”のような居場所を持ちたい」という施主の要望から本計画は始まりました。
構造は在来木造を基本としつつ、RC基礎立ち上がりを半階分まで設定し、さらに重量鉄骨梁を組み込むことで、水平・鉛直方向のたわみを抑制しています。木造スケールの中に異素材を織り交ぜることで、異種構造の質感がハイブリッドされ、“ポジティブな違和感”を生み出しています。街並みに馴染むスケール感を保ちながら、シャッターを開放すると周囲に対してアイコニックな広場として立ち現れる建築を目指しました。
空間構成では、素材がもつ重さと軽さのコントラストに着目しています。1階にはコンクリートの質感を活かした重厚な空間を設け、らせん階段を上るにつれて光と風を感じる軽やかな空間へと移行します。最上部の屋上では視線が空へ抜け、訪れる人に大きな開放感をもたらします。
内装には構造用合板をあえて現しとし、棚やフックを自由に設置できる柔軟な仕様としました。設備配管も露出とすることで、アドホックな設置や改修を可能とし、都市的で可変性のあるライフスタイルに対応しています。
この“都会の隠れ家”は、当初は施主の私的空間として構想されましたが、現在では多くの時間帯でシャッターが開放され、近隣の子どもたちが自然と集う遊び場としても機能しています。閉じた別荘が、結果として地域に開かれた広場へと転化している点こそ、本計画が目指した建築の姿だと考えています。
建築共同設計 kine+建築設計室 杵家里紗子
インテリア共同設計・家具デザイン 株式会社K2DO
施工 株式会社TH-1
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